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メモ、お返事、雑感

No.198

思い出って鮮烈な一瞬よりも日常の中のふとした瞬間ばかりが重なっていくものな気がする。
思い出そうとして思い出せるものばかりじゃないよね。そんな瞬間を何百何千と重ねた結果圧縮された記憶になってるのかな。
と、11巻読んでて五条悟の脳内に溢れた青い春を見てて思った。

自分も高校時代の記憶そこそこ残ってるけどそんな一瞬のうちにあらゆる場面が思い出されるほど揺さぶられるきっかけってないよなと。
言われれば思い出す、ぐらいのレベルなんだよね。まあ記憶力の違いもあるとして。

五条が一瞬にして脳内一色に染め上げられるほど高専で夏油と過ごした時間が濃密だったという証拠でもあるし、夏油傑という存在が五条悟の脳内を全て埋め尽くす衝撃をもたらす存在でもあるんだな、という二度の衝撃が味わえる場面なんだなという感想。

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