Memo

メモ、お返事、雑感

No.2461

アニメと原作でかなりはっきり描写に違いが出たので、自分の中でかなりきっぱりアニメ五条と原作五条って違うんだなっていう認識ができた。
アニメは再解釈というか、やはり二次創作に近いかなって。ま、それも受け取る方の私の問題なのでどうでもいいちゃいいんだが。

何度も言うが原作最初読んだ時あまり五条側の心情が読めなくて、何度も読み込むうちに五条も悲しみとショックが大きかったんだなって理解したレベルなんだよね自分。
アニメはそこを初見でもはっきり読み取れるようにかなりインパクトのある描写に置き直してるよなって。
新宿で再会する時に原作だと真正面から問い糺す形なのを、アニメでわざわざ追いかけるような形にして、正面から向き合わず会話させたの、より五条が置いてかれてる去られる方だって印象を強くするためかなと。
原作だと最後の「殺したいなら〜」のところ、はっきりと五条はここで傑を殺すのが使命でそれが「最適解」っていうのをたぶん絶対理解してるんだよね。五条悟はそういう男。
でも感情が「殺したくない」「殺せない」ってその理性を上回ったから彼は手を引いてしまったんだと思う。
ここが私にとっては五条と夏油のたまらない部分なんですけど。何度も言う。
最適解を導き出して最短で実行できる男が、躊躇いあまつそれから引いてしまう。それ程の存在なのよ夏油は。

アニメはそっちより背を向けた傑に対して、「行くな」「振り向け」「俺を置いていくな」の感情が強かったな、ってあくまで私はだけど感じた。
1話から3話にかけて原作よりベタべたさせてより親密さを描写したのも、より一層「喪失」の方に重きを置いてる感じ。だからショックがより大きい。五条に感情移入して見てしまうから。
アニメはそういう意味で最後まで五条に感情の置き所を設定してて、五条悟という人物の中で夏油傑がどれだけ大きな存在かを印象付ける意味合いが強い。と私は思った。

もちろん夏油側の心情も辛くて感情移入してしまうんだが。
でも夏油の決意に五条は最後まで関係ないところにいたっての本当にきっついよなこれ。
五条といっしょにいられる、並べる自分ではなくなったというのが足元ぐらつかせてたんだろうけど。
この時の五条にはできること無かったよな……無力感がすごい……

そんなこんなでアニメはアニメ、原作は原作で一粒で二度地獄な呪術廻戦て面白いな〜(しんどいな)って気持ちでこれからも頑張って視聴しよう

罰ゲームかなんかしてんの?お前

#呪術廻戦