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メモ、お返事、雑感

No.284

五条が恵に初めて会いに行った時に
「強くなってよ 僕に置いていかれないくらい」
と言ってることから、五条の中に傑を置いていったのは自分、という認識があるんだなと思うと切ない。

どこでそれに思い当たったんだろうなと考えるとやっぱ別れ際の言葉なのかなと自分は受け取ってる。
「君にならできるだろ 悟」
この場面、五条側からみると初めてはっきり自分たちの間に線を引かれたのかもしれない。
夏油側からはもっとずっと前から(それこそ盤星教事件のあとから)徐々に「私達」ではなくなってたのを、
五条はここで初めてはっきり「俺達」じゃなくなったと認識したのかなと。思ってる。

過去編ほんと五条側からだと何をどう見えてたか情報が少ないなって。
痩せてたことには気付けてもその内面に渦巻くものまで見抜けなかったのはやっぱ若さ青さなのかなあと。
そうして考えると軽薄さは変わらなくとも人の内面を見る目は教師になって随分養われたんだな。
失うことで気付いて他人を見るようになったのかもしれない。
あるいは本来持ち得ていたもので、成長するに従って発揮できてたものかもしれないけど。

夏油がそばにいること、自分と同じ道を歩むことに疑いなさすぎたんだろうな。
信じすぎてたし、でも別れても死んでもなおその信頼は揺らがなかったんだからもうしょうがないよな理屈じゃないなって。
自分の声に絶対応えてくれる自信がないとあんな風に呼びかけられませんて。
#五夏

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