Memo

メモ、お返事、雑感

No.2890

五条一人っ子だし、五条家は悟のワンマン、甘やかしに甘やかされて育ったのであろうなと思う(畏れ込みだと思うが)が、それでも生き物として線を引くだけでちゃんと花を愛でる心を持てる男に生まれ育ったの奇跡だな。
五条本来の気性もあるだろうし、出会いも大きかったのだろうなと思うと本当に……本当に……
直哉との差とか思うと本当に奇跡的な成長を遂げたよな。
直哉、あんなにあちら側(甚爾と悟)に行きたがっていたけど決定的な差が、愛する他者がいなかったことなの皮肉〜。
ついでに言えば二人とも最愛を失ってるし、真希さんともそこが差別点だったと思うと本当にあいつの存在皮肉がきいててそこが最高にいいと思うわ。
キャラとしての好き嫌いはともかく、物語上と配役としての役割を十二分に果たしてていいよな直哉。

五条家は悟が生まれた時点でこの時代の御三家筆頭確定だから以降は跡継ぎに必死になってないだろうな。
でも逆に五条自身に跡継ぎ作るのはめっちゃせっついてそうなんだけどついぞそこの事情は出なかったの不思議。全部五条が黙らせてたんだろうか。

私はこのまま五条が生き残ったならその先に彼が結婚してたり子どもがいたりする未来も受け入れようと思ってずっと読んでたんだけど、そんな心配1ミリもいらないほど五条の中には夏油しかいなかったわけだけど……

振り返るとファンブックの「五条が特定の女性に誠実になる想像ができない」とか硝子さんにわざわざモノローグで、実はお前らのどっちかを愛してた、なんて天地がひっくり返ってもありえないけど、とか言わせたりしたの、五条と夏油にはそういう他人の恋愛が絡む余地全くありません、という作者の強い意志を感じる。

実際悠仁と恵にはそれぞれ片思いする女の子出してきたけど、五条と夏油それぞれにガチ恋する子は出てこなかったの今考えるとそれも強い意志だわと思う。
まあ半分くらいこじつけですけど。
半分くらいはマジに思ってる。

五条には夏油、夏油には五条、この世の真理なり。