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メモ、お返事、雑感

No.46

五条が名門呪術師家系の出身で、対して夏油が一般家庭で両親ともに非術師の家に生まれたっていうのが二人の生き方の違いに繋がったんだろうなと想像。
生まれたときから特別な人間で、命も狙われてて、おそらく呪霊とも本当に幼い頃から戦ってきてる五条はもはや戦うことと生きることがイコールだった可能性もある。
戦わなければ生き残れない。そこに他者のためだとか、こういう生き方をしたいだとか、挟まる余地もなかったんじゃないかなと。あくまで私の想像。

夏油の周りには呪いが見える人とか、それに対抗するような力を持った人なんてたぶんいなかったろう。
呪いが見えることで呪いに傷つけられたり、理不尽に傷つく人を見てきたのかもしれない。
どうして自分だけ、って思ったときに誰かを守るために与えられた力なんだ、だから苦しくても辛くても自分がやらなきゃ、そのための力だ、って思ったりとかあったかなぁって想像して切なすぎた。
まあそんな殊勝な感情より、お前らにできないなら仕方ないから私がやってやるか、ぐらい思っててもらしくて笑えるけど。
そういう人間臭い優越感を覚える夏油の方が本質的には近そう。でも少なくとも高専時代はそこに「弱者は守らなければならない」正論という形でオブラートに包んでそれを自分の本音だと思ってたんだよな。
そういうおキレイな話を五条に鼻で笑われるところがこの二人の関係を表してて好き。

そんな御大層な理由がなくたって別に戦えるじゃん、て言ってあげられたらよかったね。
言ったとして納得するかはともかく。
でも当の五条が1人で最強になってしまったからね。

本当にまるっきり正反対な二人だけど、だからこそ親友になったんだろうね。
そして道を別れたあともお互いの中にずっと残り続けてしまう。
重い二人だなあ。
#呪術廻戦

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